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仕事と介護の両立|使える制度と職場相談の進め方

介護と仕事の両立使える制度と相談先
CARE ESSENTIALS

仕事と介護の両立|使える制度・給付金・相談先をわかりやすく解説

最終更新:2026年5月17日 カテゴリ:介護の基礎
仕事と介護の両立は、介護休業・短時間勤務・給付金など公的制度を活用することで、離職せずに続けられる可能性があります。まず制度を知ることが大切です。

仕事と介護を両立している人の現状

働きながら介護をしている人は全国に約363万人。40〜50代の現役世代が中心で、「介護離職」は年間約10万人にのぼるとされています。

「親の介護が必要になったけれど、仕事を辞めるわけにもいかない」——そうお悩みのご家族は、今この瞬間も全国に多くいらっしゃいます。介護は突然始まることが多く、職場への報告のタイミングや、使える制度の把握が後手に回りがちです。

SOURCE 総務省「令和4年就業構造基本調査」によると、介護をしながら働いている人は約363万人とされています。また、厚生労働省の調査では、介護を理由に離職・転職した人は年間約10万人前後で推移していると報告されています。

介護をしながら働く人の多くは、40〜50代のいわゆる「管理職世代」です。仕事でも重要な立場を担いながら、親の介護という新たな責任を抱えることになります。こうした状況は「ダブルケア」とも呼ばれ、社会的な課題として注目されています。

介護離職が引き起こすリスク

仕事を辞めて介護に専念するという選択肢は、気持ちのうえでは理解できますが、経済的・精神的なリスクが少なくありません。

  • 収入がなくなり、介護費用の捻出が難しくなる
  • 社会とのつながりが断たれ、介護者自身が孤立しやすくなる
  • 介護終了後の再就職が困難になるケースがある
  • キャリアの中断による退職金・年金受給額への影響

介護離職をするべきか迷っている場合の判断ポイントも、あわせてご参照ください。離職前にまず「使える制度を活用し切れているか」を確認することをおすすめします。

POINT 「仕事を辞めなければ介護できない」と感じている場合も、まずは職場の制度や公的支援を確認してみてください。意外と知られていない制度が、両立の大きな助けになることがあります。

仕事と介護の両立に使える制度一覧

育児・介護休業法に基づく「介護休業」「介護休暇」「短時間勤務」など、複数の制度を組み合わせることで、仕事を継続しながら介護に対応できます。

仕事と介護の両立を支援する制度は、大きく「会社が提供すべき法定制度」と「国が給付する公的支援」の2つに分かれます。それぞれの概要を整理しましょう。

SOURCE 育児・介護休業法(育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律)に基づき、事業主は対象従業員からの申出があった場合、介護休業の取得や短時間勤務の措置を講じる義務があります(厚生労働省「育児・介護休業法のあらまし」より)。

育児・介護休業法が定める主な制度

制度名 内容 取得できる期間・回数 給付金
介護休業 要介護状態の家族を介護するための休業 対象家族1人につき通算93日(3回まで分割可) あり(賃金の約67%)
介護休暇 介護・通院付添などのための短期休暇 年5日(対象家族2人以上は年10日)、1日または半日単位 原則なし(有給扱いにする会社もあり)
短時間勤務等の措置 勤務時間短縮、フレックス、時差出勤など 利用開始から3年間・2回以上の利用が可能 なし(会社独自の給付がある場合も)
所定外労働の免除 残業の免除を申請できる 申請期間中、継続して適用 なし
深夜業の制限 深夜(22時〜5時)の業務免除を申請可能 1回の申請につき6か月間 なし
転勤配慮 介護状況を考慮した転勤への配慮義務 申出のつど なし

介護休業と介護休暇は混同されやすいですが、目的と期間が大きく異なります。詳しくは介護休業と介護休暇の違いをご参照ください。

介護保険サービスと組み合わせる

仕事を続けながら介護するうえでは、公的な介護保険サービスを積極的に活用することが重要です。デイサービス(通所介護)や訪問介護などを組み合わせることで、日中の介護負担を大幅に減らすことができます。

まだ介護保険の申請をされていない場合は、介護保険の申請方法をご確認のうえ、早めに手続きを進めることをおすすめします。

CAUTION 介護休業を取得できるのは「要介護状態にある家族を介護する労働者」に限られます。また、雇用保険の被保険者であることなど一定の要件があります。パート・アルバイトの方も条件を満たせば取得可能ですが、まずは会社の人事担当者や社会保険労務士にご確認ください。

職場への相談の進め方

介護が始まったら、できるだけ早い段階で直属の上司か人事担当者に状況を伝えることが、制度をスムーズに活用するための第一歩です。

「職場に介護のことを伝えるのが気まずい」というお気持ちは、よく理解できます。しかし、何も伝えないまま無理をして業務に支障が出るよりも、早めに相談して適切な配慮を受けるほうが、ご自身にとっても職場にとってもプラスになることがほとんどです。

相談のタイミングと準備

職場への相談は、以下のタイミングで行うと話が進めやすくなります。

  1. 介護が必要になったと判断した直後:病院から退院が決まった時、要介護認定の申請をした時など
  2. 介護休業・休暇を取得したい2週間以上前:法律上は2週間前までの申出が求められています
  3. 業務への影響が出始めたと感じた時:遅刻・早退が続く前に相談するほうが、お互いに解決策を考えやすくなります

相談時に伝えるべき内容

「介護が必要になった」という事実だけでなく、以下の点も整理してから相談に臨むとスムーズです。

  • 誰の介護か(続柄)、どのような状態か
  • 現時点で必要なサポートの具体的なイメージ(休業・短時間勤務・休暇など)
  • どの程度の期間が想定されるか(長期なのか一時的なのか)
  • 業務の引継ぎや調整の見込み
POINT 相談先は、まず直属の上司か人事・労務担当者が一般的です。社内に「介護支援担当窓口」や「EAP(従業員支援プログラム)」がある場合は、そちらを利用する方法もあります。会社に相談しにくい場合は、会社の所在地を管轄するハローワークや都道府県労働局の「総合労働相談コーナー」に無料で相談できます。

職場が制度を知らない場合の対処法

中小企業では、育児・介護休業法の制度について会社側が十分把握していないケースもあります。その場合は、厚生労働省が公開している「育児・介護休業法のあらまし」や「モデル就業規則」を会社に提示することが有効です。

SOURCE 厚生労働省では「介護離職ゼロ」に向けた取り組みの一環として、企業向けの介護支援マニュアルや従業員向けガイドブックを無料で公開しています。「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」(厚生労働省、2023年)も参考になります。

介護休業給付金のしくみと受給方法

介護休業中は雇用保険から「介護休業給付金」が支給されます。支給額は休業前賃金の約67%で、93日を上限に最大3回に分けて取得できます。

介護休業を取得した場合、雇用保険の被保険者であれば「介護休業給付金」を受け取ることができます。収入が途絶えることへの不安を和らげ、じっくりと介護の態勢を整えるための制度です。

受給条件

  • 雇用保険の被保険者であること
  • 対象家族が「要介護状態」にあること(要介護認定を受けていなくても、一定の状態であれば対象)
  • 休業開始前の2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算12か月以上あること
  • 休業中、就業日数が各支給単位期間(1か月)に10日以下(または就業時間80時間以下)であること
SOURCE ハローワークインターネットサービス「介護休業給付」によると、支給額は「休業開始時賃金日額×支給日数×67%」で計算されます。支給申請は事業主(会社)を通じてハローワークへ行うことが一般的です。(厚生労働省・ハローワーク「介護休業給付の概要」より)

申請の流れ

  1. 介護休業の取得開始(会社への2週間前の事前申出が必要)
  2. 介護休業終了後、事業主が「介護休業給付金支給申請書」を作成
  3. 事業主がハローワークに申請(休業終了日の翌日から2か月以内)
  4. 審査後、口座に給付金が振り込まれる
CAUTION 介護休業給付金は、あくまで雇用保険の給付です。「要介護認定を受けている」ことは必須条件ではありませんが、認定を受けていると手続きがスムーズになる場合があります。また、自営業・フリーランスの方は雇用保険の対象外となるため、この給付金は受け取れません。

93日の使い方を計画的に

介護休業は通算93日を、最大3回に分割して取得できます。一度にまとめて取らず、「状態が急変した時のために残しておく」という使い方も有効です。たとえば、最初の入院時に30日、自宅に戻った後の態勢整備に30日、施設入居を検討する段階で30日、というイメージで計画されるご家族も多くいらっしゃいます。

介護休業と介護休暇の違い・給付金計算の詳細については、専用の解説記事をご覧ください。

仕事と介護を両立しやすい勤務先の探し方

テレワーク・フレックスタイム制度が充実した職場や、「くるみん」「えるぼし」などの認定マークを取得した企業は、介護との両立サポートが比較的手厚い傾向があります。

現在の職場での両立が難しいと感じている場合や、介護を機にキャリアを見直したい場合は、介護に理解のある職場への転職という選択肢もあります。

介護との両立に向いた職場の特徴

確認ポイント 具体的な指標・目印
介護支援制度の充実 法定を上回る介護休業日数、介護費用補助制度がある
柔軟な勤務形態 テレワーク・フレックスタイム・時差出勤が可能
認定マーク 「くるみん」「えるぼし」「プラチナくるみん」など取得企業
職場の雰囲気 介護・育児での休暇取得実績があり、周囲の理解がある
相談窓口の整備 EAP(従業員支援プログラム)や社内相談窓口がある

介護業界への転職という選択肢

介護をきっかけに、介護職そのものへキャリアチェンジを検討される方もいらっしゃいます。介護の現場を知ることで、親の状況を理解しやすくなるという声もあります。介護業界は求人が多く、未経験でも資格取得支援付きで採用している施設も少なくありません。

介護業界への転職に興味がある場合は、介護職専門の転職サービスを活用するとスムーズです。求人の内容や勤務条件を一括で比較できるため、仕事と介護の両立がしやすい環境を探しやすくなります。

POINT 「くるみんマーク」は、一定の育児・介護支援制度を整備した企業が厚生労働大臣から認定を受けたことを示すものです。転職活動の際に求人票や企業ホームページで確認すると、制度の整備状況の目安になります。(厚生労働省「くるみんマーク・プラチナくるみんマークについて」より)

家族で役割を分担することも重要

介護の負担を一人で抱え込まないために、きょうだいや家族との話し合いも大切です。誰がいつ、どのような役割を担うかをあらかじめ決めておくことで、急な状況変化にも対応しやすくなります。介護で兄弟と揉めない話し合い方もあわせてご参照ください。

まとめ

仕事と介護の両立には、制度の正確な把握・職場への早期相談・介護保険サービスの活用という3つのステップが重要です。

仕事と介護の両立は、決して一人で抱えるものではありません。育児・介護休業法による「介護休業」「介護休暇」「短時間勤務」などの制度、そして雇用保険の「介護休業給付金」など、公的なサポートは整いつつあります。

まずは職場の人事担当者や上司への早めの相談、そして地域の介護保険サービスの利用から始めてみてください。地域包括支援センターや介護保険の担当窓口に相談することで、ご家族の状況に合わせた支援の入口を一緒に探してもらえます。

また、制度の利用や施設の検討に不安がある場合は、介護離職をするかどうかの判断も含めて、専門家や相談員にご相談されることをおすすめします。具体的な制度の適用については、お住まいの自治体の介護保険担当窓口・ハローワーク・社会保険労務士などの専門家にご確認ください。

よくある質問

介護休業は何日まで取れますか?

対象家族1人につき通算93日まで取得できます。最大3回に分割して取ることが可能で、一度にすべて使う必要はありません。急な状況変化に備えて分割して使う方法も有効とされています。詳しい要件はお勤めの会社の就業規則や、ハローワークにご確認ください。

介護休業給付金はいくらもらえますか?

介護休業給付金は、休業開始時の賃金日額×支給日数×67%が支給される仕組みです(上限額あり)。たとえば休業前の月収が30万円程度の場合、受給額は月額20万円前後が目安となる傾向がありますが、実際の金額は賃金日額や所定労働日数によって異なります。詳細はハローワークにご確認ください。

パートやアルバイトでも介護休業は取れますか?

雇用保険に加入しており、一定の要件(申出時点で継続雇用期間が1年以上など)を満たしていれば、パート・アルバイトの方も介護休業を取得できる可能性があります。ただし、労使協定で除外される場合もあるため、まずは会社の人事担当者や、ハローワークにご相談ください。

職場に介護のことを話すのが不安です。

介護を理由とした不利益な取扱い(解雇・降格・減給など)は法律で禁止されています。それでも社内で話しにくい場合は、まず都道府県労働局の「総合労働相談コーナー」や「介護離職防止支援センター」などの外部窓口に相談する方法もあります。一人で抱え込まず、まずは相談先を探してみてください。

介護で転職するなら、どんな仕事が両立しやすいですか?

テレワーク可能・フレックスタイム制・シフト調整がしやすい職種が一般的に両立しやすいとされています。また、介護業界への転職を選ぶ方も増えており、介護職専門の転職サービスを活用して求人を探す方法も有効です。専任の担当者が勤務条件の交渉をサポートしてくれるエージェント型のサービスが特に人気があります。

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