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親が倒れた時に最初にやるべきこと|退院後の介護準備

親が倒れた!退院後の介護で最初にやるべきこと
CARE ESSENTIALS

親が倒れた!退院後の介護で最初にやるべきこと【5つのステップ】

最終更新:2026年5月17日 カテゴリ:介護の基礎
突然の入院・退院に直面したご家族へ。「何から手をつければいいの?」という戸惑いに答える5つのステップを、優先順位順に整理しました。退院前の動き出しが、その後の介護の質を大きく左右します。

退院前にやるべきこと

退院は「準備できてから」ではなく「病院の都合」で決まることが多い。だからこそ、入院中に先手を打って動くことが大切です。

親の入院が決まると、多くのご家族は「とにかく回復してほしい」という一心で、退院後のことを後回しにしがちです。しかし、退院日が突然告知されるケースも珍しくなく、「明日退院してください」と言われてから動き始めると、介護の準備が全く間に合わないことがあります。

病院にいる間に、以下の3つを必ず確認しておきましょう。

① 退院前カンファレンスへの参加

多くの病院では、退院前に「退院前カンファレンス」(退院支援会議)が行われます。医師・看護師・医療ソーシャルワーカー(MSW)・ケアマネジャー候補などが集まり、退院後の生活をどう支えるかを話し合う場です。ご家族も必ず出席し、退院後の生活環境や必要なサービスについて率直に相談しましょう。

POINT 「退院前カンファレンスに参加させてもらえますか?」と担当看護師か医療ソーシャルワーカーに声をかけるだけでOKです。遠慮せずに申し出てください。

② 医療ソーシャルワーカー(MSW)への相談

医療ソーシャルワーカーは、退院後の生活支援・介護保険の手続き・施設紹介などを専門とする相談員です。「介護保険をまだ申請していない」「自宅に戻れるか不安」といった悩みも含め、何でも相談できます。病院の「地域連携室」や「相談室」に在籍していることが多いため、積極的に活用しましょう。

③ 退院後に必要なものの確認

退院後すぐに必要になりうる福祉用具(手すり・車いす・介護ベッドなど)は、介護保険の申請が間に合っていないと全額自己負担になることがあります。医師や看護師に「退院後、どんな生活環境が必要ですか?」と具体的に確認しておきましょう。

SOURCE 厚生労働省「退院支援・地域連携に係る評価の概要」(令和4年度診療報酬改定)では、急性期病院における退院支援の充実が推進されており、医療ソーシャルワーカーによる退院前カンファレンスの実施が評価されています。入院中から相談できる体制が整っている病院が増えています。

退院後・最初の1週間にやること

退院直後は「緊急対応」の連続。まず安全な生活環境を整えることを最優先に、慌てず一つずつこなしていきましょう。

退院後の最初の1週間は、思った以上に慌ただしくなります。体調が不安定な親のそばにいながら、役所への手続きや環境整備も同時に進める必要があるからです。すべてを一人で抱えようとせず、以下の優先順位で取り組むことをおすすめします。

優先度 やること 目安時期 相談先
★★★ 介護保険の申請(未申請の場合) 退院当日〜3日以内 市区町村の介護保険担当窓口
★★★ ケアマネジャーへの連絡・依頼 退院当日〜3日以内 地域包括支援センター
★★☆ 在宅サービスの仮手配 退院後〜1週間以内 担当ケアマネジャー
★★☆ 住環境の安全確認・整備 退院前〜退院後すぐ 担当ケアマネジャー・福祉用具業者
★☆☆ 家族間の役割分担の整理 退院後1週間以内 家族会議

住環境の安全確認は「転倒リスク」から

退院後に最も多いトラブルのひとつが「自宅での転倒・再入院」です。特に、脳卒中や骨折後に退院した場合、自宅の段差・浴室・トイレまわりは転倒リスクが高まります。退院前に住環境を点検し、必要であれば手すりの設置や床のすべり止めなどの対応を検討しましょう。介護保険の「住宅改修費」制度(上限20万円・1〜3割負担)も活用できます。

CAUTION 住宅改修は「要介護認定後」に申請・着工するのが原則です。認定前に工事を行った場合、給付を受けられないケースがあります。必ず担当ケアマネジャーか市区町村窓口に確認してから進めましょう。

ケアマネジャーがまだ決まっていない場合は、地域包括支援センターに連絡すると、ケアマネジャーの選定から在宅サービスの手配まで一括してサポートしてもらえます。「何から始めたらいいかわからない」という状態でも、まず電話一本入れてみましょう。

介護保険の早期申請

介護保険のサービスは「申請日」から使えます。認定結果を待たずにサービスを開始できる場合もあり、できるだけ早く申請することが得策です。

介護保険サービスを利用するには、まず市区町村に介護保険の申請をする必要があります。申請後、要介護認定の調査が行われ、通常は申請から30日程度で認定結果が通知されます。

ポイントは、認定結果が出る前でもサービスを利用開始できる場合があるということです。「暫定ケアプラン」という仕組みを使えば、申請後すぐにヘルパーやデイサービスなどを利用できます(後から認定結果に基づいて費用が確定します)。退院直後で介護が必要な状態であれば、迷わず申請しましょう。

申請の手順(簡易版)

  1. 市区町村の「介護保険担当窓口」に本人または家族が出向く(郵送・代理申請も可)
  2. 申請書・本人の介護保険被保険者証・マイナンバー確認書類を提出
  3. 認定調査員が自宅等を訪問し、心身の状態を確認
  4. 主治医意見書(病院が作成)と調査結果をもとに審査・判定
  5. 「要支援1〜2」または「要介護1〜5」の認定通知が届く
SOURCE 介護保険法第27条に基づき、要介護認定の結果通知は原則として申請日から30日以内に行われます。ただし、調査に時間を要する場合は延長通知が送られることがあります。厚生労働省「介護保険制度の概要」(令和5年度版)より。

すでに認定を受けている場合

入院前に既に要介護認定を受けている場合は、担当ケアマネジャーに「退院した」と連絡するだけで手続きが進みます。入院中に要介護度が変わっている可能性もあるため、区分変更申請が必要か、ケアマネジャーに相談してみましょう。

POINT 「まだ退院が決まっていない」段階でも申請は可能です。入院中の病院から申請できる市区町村も多いため、退院の目途が立った段階で早めに動き出しましょう。

在宅か施設か——判断のポイント

「在宅介護か施設入居か」は今すぐ決める必要はありません。まず在宅でスタートし、状況に応じて見直すという考え方が一般的です。

退院直後のご家族が最も悩むのが「在宅で介護できるか、施設に入ってもらうべきか」という問題です。結論から言えば、最初から施設入居を焦る必要はないケースがほとんどです。まずは在宅でのサービスを試しながら、必要に応じて見直していく流れが一般的です。

在宅介護を選ぶ目安

  • 本人が「自宅にいたい」という意思を持っている
  • 日常生活に一定の自立があり、見守り・部分介助で生活できる
  • 家族が近くにいてサポートできる体制がある
  • 訪問介護・デイサービスなどのサービスを組み合わせれば対応できそう

施設入居を早めに検討すべき目安

  • 認知症が進行しており、一人での生活に安全上のリスクがある
  • 24時間の見守りや医療ケアが必要な状態である
  • 介護する家族が遠方に住んでいる、または体力・健康面に不安がある
  • 在宅サービスを最大限利用しても、介護の手が足りない状況が続いている

在宅介護の限界サインについては、別記事で詳しく解説しています。「いつ施設入居を考えればいいか」という判断基準が整理されていますので、ぜひあわせてご覧ください。

比較項目 在宅介護 施設入居
本人の環境 住み慣れた自宅で過ごせる 新しい環境への適応が必要
家族の負担 介護者の体力・時間的負担が大きくなりやすい プロに任せられる安心感がある
費用感 サービス利用料+日常生活費(比較的低めな場合も) 月額15〜30万円程度が目安(施設による)
医療対応 通院・訪問診療を自分で手配する必要がある 施設によっては医療連携が整っている
変更の柔軟性 状況に応じてサービスを増減しやすい 入居後の退去・転居にはハードルがある

費用面が気になる方は、老人ホーム入居の費用相場を参考にしてください。施設タイプ別の月額目安から公的支援まで、費用の全体像をまとめています。

家族で話し合うこと

介護は「誰か一人が頑張る」ことで長続きしません。早い段階で家族全員が関わる体制を作ることが、持続可能な介護の第一歩です。

「自分が一番近くにいるから」「長男だから」「女性だから」といった理由で、介護の負担が特定の一人に集中してしまうことがよく見られます。介護は長期戦になることも多いため、最初から家族全員で役割を分担する体制を作っておくことが非常に重要です。

家族会議で決めておきたいこと

  1. 主担当者の決定:日常的な介護連絡窓口・ケアマネとの連絡役を一人決める
  2. 役割分担:通院付き添い・買い物・掃除・お金の管理など、誰が何をするかを明確に
  3. 費用負担のルール:親の年金・預貯金を主財源とし、不足時の家族負担をどうするか
  4. 緊急連絡体制:深夜・休日の急変時、誰に最初に連絡するか
  5. 本人の意思確認:在宅か施設か、延命治療に関する考えなど、本人が話せるうちに聞いておく
CAUTION 家族会議は「結論を急ぐ場」ではありません。まずは全員が「現状と不安」を話せる場として設定しましょう。意見が割れた場合は、ケアマネジャーや地域包括支援センターの専門家に間に入ってもらう方法もあります。

きょうだい間での役割分担や費用負担の考え方については、「介護 きょうだい 話し合い」でも多くのご家族が悩まれるテーマです。遠方に住む家族にも早めに状況を共有し、「知らなかった」「聞いていない」という摩擦を防ぐことが大切です。

SOURCE 厚生労働省「令和4年度 国民生活基礎調査」によると、要介護者等の主な介護者が「同居の家族」である割合は約45.9%。うち、配偶者が23.9%、子が20.7%を占めています。介護負担の集中を防ぐためにも、家族全体での支え合いが求められています。

まとめ

退院後の介護は「完璧な準備」より「早い動き出し」が大切。一人で抱え込まず、専門家・制度・家族を巻き込んで進めましょう。

突然の入院・退院は、ご家族にとって非常に大きなストレスとなります。「何もわからない」「どこに相談すればいいか」という状態で、すべてを完璧にこなすことはできません。それで構いません。

大切なのは、①退院前から動き出す、②介護保険を早期申請する、③ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談する、④家族で情報を共有する、この4点です。まず一歩踏み出すことで、次に何をすべきかが見えてきます。

「在宅か施設か」の判断も、今すぐ決める必要はありません。まず使えるサービスを試しながら、親御さんの状態や家族の生活に合わせて柔軟に見直していきましょう。もし在宅での介護が難しくなってきたと感じたら、在宅介護の限界サインの記事も参考にしてみてください。

費用面が心配な方は、老人ホームの費用相場を事前にご確認いただくと、選択肢が広がります。また、地域包括支援センターでは、費用の相談も含めて無料でサポートしてもらえます。一人で抱え込まず、周りの力を借りながら進めてください。

具体的なご状況に応じた判断については、担当ケアマネジャーや地域包括支援センターの専門家にご相談ください。

よくある質問

退院当日に介護保険の申請はできますか?

はい、可能です。市区町村の介護保険担当窓口(月〜金の窓口時間内)に本人または家族が出向いて申請できます。入院中でも申請できる場合があるため、退院日が決まったタイミングで早めに動き出すことをおすすめします。退院当日は体力的にも大変なため、入院中に申請まで済ませておくのが理想的です。

ケアマネジャーはどこに頼めばいいですか?

市区町村にある「地域包括支援センター」に連絡すると、地域のケアマネジャーを紹介してもらえます。病院の医療ソーシャルワーカーから紹介を受けるケースも多いです。ケアマネジャーとの相性は重要なため、最初に紹介されたケアマネが合わないと感じたら、変更を申し出ることも可能です。

在宅介護と施設入居、費用はどちらが高いですか?

一概には言えず、利用するサービスの量や施設の種類によって大きく異なります。在宅介護は介護サービス費の1〜3割負担+日常生活費となりますが、介護度が重く多くのサービスを利用すると費用が増えます。施設入居は月額15〜30万円程度が多いですが、特別養護老人ホームのような公的施設は比較的低めに抑えられる場合もあります。費用の詳細は老人ホーム入居の費用相場をご覧ください。

遠距離に住んでいる親が退院した場合、どう対応すればいいですか?

まず、親御さんが住む地域の「地域包括支援センター」に電話で連絡することをおすすめします。遠距離でも電話で相談でき、地域のケアマネジャーや在宅サービスを紹介してもらえます。退院直後は数日でも現地に行ける家族が対応し、その後は地域の介護サービスに引き継ぐ体制を整えましょう。老人ホームへの入居を検討する場合も、現地の紹介サービスを活用すると選択肢が広がります。

入院中に要介護認定を申請できますか?

はい、入院中でも申請可能です。病院に入院中の場合、病院内で認定調査が行われることもあります。退院後すぐにサービスを使いたい場合は、入院中に申請しておくと、退院時点で認定結果が出ている(または暫定サービス利用が可能な)状態になるため、スムーズに在宅サービスを開始できます。詳しくは介護保険の申請方法をご参照ください。

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